2018年を振り返って

2018年1月に旧別館が火災にあってからまもなく1年です。
その後、急いで計画し新店舗をオープンしたのが2018年3月1日。
それからもう10ヶ月経たちました。
旧別館の火災以外でも、2018年は大阪では災害の多かった年でした。
6月の大阪地震、夏場の記録的な猛暑、9月の台風21号による被害がありました。

そんな中トロピカルフィッシュ佐野 別館が、無事を新しい年を迎えることができたのも、皆様のおかげと思う次第であります。

3月の新店舗オープン後、熊本・長洲競売場での買い付けや、国内養魚場での買い付け、世界各国の金魚を輸入と、昨年もかなりの数の金魚を入荷しました。

九州熊本の長洲競売場には昨年は4度渡航し、ジャンボ獅子頭や隼人錦を中心に買い付けました。昨年は渡航回数は少なめでしたが、今年は巨大なジャンボ獅子頭を多く仕入れることができました。また九州の生産者とも関係を深め、新品種の命名などにも携わりました。





[九州金魚]

 

タイ金魚はハーフムーンオランダを中心に年間約7便輸入しました。
昨年3月はタイのマーケットを視察、パンダオランダ、トリカラーオランダ、ハーフムーンオランダをセレクト。
ハーフムーンオランダはかなりの上物が輸入可能になり、入荷個体の品質は目に見えて向上しております。
また皇帝オランダの取り扱いもはじめました。
黒らんちゅう・黒オランダなどのタイ金魚も輸入しています。




[タイ金魚]

 

インドネシア金魚の輸入が昨年解禁となり、ピンポンパール、江戸錦、らんちゅう、ダルマ流金、玉サバ、ブロードテール琉金などの品種を年間計3便輸入しました。

[インドネシア金魚]

 

 

5月に長崎県の宮本養魚場を視察しました。
金魚の養魚場ではおそらく1番若手である宮本氏とはお互い連携を深め、
国産ハーフムーンオランダの安定養殖を目指し、当社からも数度にわたりハーフムーンオランダの稚魚や卵を送っています。
宮本氏からは国産ハーフムーンオランダ、桜流金、桜玉サバ
新品種のグッピーテールオランダなど送ってもらっています。



[宮本養魚場産金魚]


[当社で採卵したハーフムーンオランダの卵]

 

 

中国金魚の輸入が昨年解禁となり、当社も精力的に中国金魚を輸入しました。
年間約5便の中国金魚を入荷しています。
10月には中国の養魚場を視察し、巨大なダルマ琉金・元宝オランダ(ヤンバオオランダ)をセレクトしました。
また中国の高品質ダルマ琉金のファームも訪問しました。この時はこのファームのダルマ琉金をわけてもらうことはできませんでしたが、別便でここの個体の輸入を実現しました。
ブログには『頑固オヤジのダルマ琉金』と紹介しています。
中国産ハーフムーンオランダ・らんちゅう・江戸錦・桜錦・巨眼出目金・頂点花房・キャリコ水泡眼・パンダ蝶尾などの中国金魚も輸入・入荷しています。
(2018年初頭の頃は中国金魚が解禁されてなかったため、2回ほどシンガポール経由にて入荷しております)




 
[中国金魚]

 

 

11月に第2回金魚フェス(イオンモール大和郡山にて開催)・金魚品評会に当店も
自慢の金魚をもって参加しました。優勝はできませんでしたが、準優勝・準々優勝など4つの賞を受賞しました。今年は優勝・総合優勝を狙いたいです。
  
[金魚フェス入賞魚]

 

 

12月に村木養魚場視察の際に、村木養魚場・久場氏の作出した大型和金に巡り合いました。当時まだ名前が無かったこの品種ですが、当社も命名に携わり、
平成30年12月20日『美濃紅和金(ミロクワキン)』と命名することになりました。
大阪に持ち帰り販売したところ大変な人気ですぐ売り切れてしまい、久場氏に再度送ってもらいました。
美濃紅和金(ミロクワキン)のミロクとは沖縄で信仰されている神様で、未来から幸せをもたらす神として信仰されています。

   

[美濃紅和金(ミロクワキン)]

美濃紅和金の命名に込めた、人々に幸せが訪るようにという想いのように、

2019年が皆様にとって幸せな年でありますように、お祈りいたします。

 

2018年は紹介した金魚以外も多数入荷しております。
詳細は下記、活動記録よりご参照ください。